皆様におかれましては、益々ご健勝のことと、ご拝察申し上げます。
常日頃より特定非営利活動法人グローブをご支援いただき、心より御礼申し上げます。
さて、障がい者にとって労働は、単に生活の糧を得る手段であるばかりでなく、
学習の場であり、より充実した生き方に出会える場でもあります。
「仕事がしたいのに働く場がない、障がいがあっても生き生きと生きたい」
そんな仲間たちの切実な声を少しでも応援したいとグローブは生まれました。
ホテルのタオルをリサイクルし、使い勝手の良いアイディアを生かした自主製品の数々は
各方面から注目され、口コミやホームページをご覧になり
ご注文を頂くことも増えて参りました。
また、布製品加工の工程で出る端布をウエスとして販売するSDGsにも積極的に取り組んでいます。
上尾市産の果物を中心としたジャム造りも定着し、
働く仲間たちの張り合いになっています。
そして今「生き生きと生きたいと願う当たり前」を応援したいという原点に立ち、
地域に根ざした福祉サービスを進めていきたいと思っています。
障害者自立支援法の法制化に伴い、2011年より
就労移行支援・就労継続支援B型の多機能型事業所として活動して参りましたが、
2021年4月より、就労継続支援B型事業所として物作りを中心に
日中活動を全面的に支援していく方向に転換しました。
「障がいがあっても甘えず出来ることをしていく」そんな思いで日々作業をしています。
利用者も職員も同じ働く仲間として作業をしています。
利用者がグローブを利用する事で請求できる支援費は、
運営をまかなうのに十分とは言えず工夫しながらの運営に変わりありません。
一人でも多くの皆様に暖かいご支援ご協力を賜りますよう、お願い申しげます。
末筆ながら、皆様のご健勝とご繁栄をお祈り申し上げます。
令和6年4月吉日
特定非営利活動法人 グローブ 代表理事 笠原栄子